いそいそ/文学部生の短歌と日記

短歌とそのほかです

2018/12/11

かろうじて今日も書く。

今朝は母親が友人と観光に行くと言って一泊二日の旅に出かけた。僕は眠気をおして身支度をして、二限に間に合う電車に乗った。二週間ぶりである。

激しい感情は短歌にすると落ち着いてくるというのがわかった。講義の合間の徒然に短歌を作って気がついた。自分の感情が言葉になる、作品になる、それだけで楽になるのは不思議だと思った。そう思っていた矢先、教授が告白についての話をした。恋愛的な意味ではない。告白は本来自分を確かにするものだったが、いつしか他人が自分を承認するものになってしまった。教授はそう言って紹介した。フーコーがこういうことを述べたようだ。僕は僕の歌作は告白だったと思った。誰に伝えないでも、短歌はひらけた世界にある。だから、心が晴れる。そう思った。心が晴れるという言葉も、いい。落ち込んでいる時などは、何かわからない雲に覆われて、自分という存在が見えなくなっているのだ。だから、晴らして、自分を照らしてやる。いい例えである。ウン年前、この例えを思いついた人と、僕は繋がるわけである。ロマンチックだと思った。

一人しかいない家に帰る。母は明日帰ってくると知っていても、さみしいものはさみしい。僕は本当のところは、一人は苦手なのである。もちろん、一人になりたい時もあるが。何かしていないとさみしさを思い出してしまうから、一人でいる時は結構行動している。いつもは見ないテレビも見る。それで、笑い声につられて笑ったりする。録画してあった映画を観ようかなと思っていたけど、知らない間にもう9時をすぎてしまったからやめにして、ずっとゴロゴロしている。早く寝ようかとも思う。やるべきことを思い出してやった。それで12時になった。お風呂に入って寝る。