いそいそ/文学部生の短歌と日記

短歌とそのほかです

髪色を訊けば暗号めいていてまたきみのことわからなくなる 明日郎

こんにちは。

歌を詠みました。歌を詠んでそのままタイトルにしてみました。こっちの方が短歌主体って感じするしいいかも。今後の方針を検討中です。

 

さて、表題の歌の話をすこしします。

 

女性って見えないところでめちゃくちゃ努力してますよね。男が気にしたこともないようなことを、女性は気にして、それで綺麗になるんだと思います。この歌はそのニュアンスを込めました。

 

髪を染めない僕にとって、髪の色で知っていたのは、黒と、ブラウンと、金髪(あと白髪、赤髪、青髪……)って感じでした。あとは染め方で、インナーカラーとか、メッシュとか、知ってました(これも間違ってるのかもしれませんが)。

でも、ある人の髪色を何気なく訊いてみたら、「ローズブラウン」とか、「ハイライト」とかいうんですね。その場ではあまりびっくりしませんでしたが、後々考えてみて、すごいなあと思いました。

 

だってローズブラウンがあり得たら、なんだってあり得てしまうと思うのです。ブラウンだけでも、ものすごい幅が生まれます。そこから一色を選んで、あとは染め方を選ぶとなると、その選択肢はものすごく膨大です。

 

同じことがきっと、ネイルとか、服とか、お化粧とかにも言えると思います。

 

それを女性は上手に扱っている。

選択の波を器用に乗りこなして、驚異的なバランス感覚でそこに立っているんだなあと思いました。いや、すごい。

 

でも、そんな女性が、ちょっと怖くなりました。なんて膨大な秘密。僕なんか到底敵いません。なんかこれは大自然に対するおそれに似ています。

なんだか女性礼讃っぽくなったので、オチとして言わせていただきました。

 

今日も穏やかにいきましょう。