いそいそ/文学部生の短歌と日記

短歌とそのほかです

ことばのはなし

東京アラート、発令ですね。強制力はないらしいですが、東京アラートかあ、って思いながら外出するのは楽しくないと思うので、すこしは外出者も減るのかな。

 

さて、コロナ流れで、言葉を通じた、概念の広がりを感じます。わかりづらいですね。キャッチーなフレーズによって感染拡大防止の考えが広まっているように感じる、ということですね。あれ、まだわかりづらいかな。

 

具体的に言えば、「東京アラート」という話題性のある言葉で、なんとなくやばいと思わせて、外出を控えさせるってことです。

「三密」ということばを知らなければ、僕たちは密集空間に危機感も感じなかったでしょうし、「新しい生活」いう言葉が広まることによって、今までの生活に戻ろうとすることに伴うストレスを和らげられますね。

 

全く新しい行動を呼びかけるには、一般的な会見のように、キャッチーなフレーズなしに「こうしてください」というよりも、「三密」「不要不急の外出」「東京アラート」のように、フレーズをつけた方が、いいんです。たぶん。

 

まあとにかく、名前をつけることで、新しい行動が広がりやすくなるようです。よく考えれば当たり前なのかもしれませんが、ありがたい機能だなあと思いました。

 

僕は、文学部ですから、ことばの目線でコロナのニュースを見ていて、こういう気づきを得ました。

他にも偉い人の会見を見たりして演説の勉強をしたりしています。安倍首相、叩かれていますが、演説ではかなり配慮の行き届いたいいこと言っています(ライターがいるのかもしれないが)。悪い人じゃないと思います。

 

柄にもなく真面目な話をしました。真面目な話をすると、なんとなく夕立の気配がするので嫌なのです。自分の話が嵐を呼ぶんじゃないかと、心配になっちゃいます。

 

  • 友人の宇宙船打ち上げ成功も見出しの一つ未来に生きる 明日郎

 

この歌は、もうちょい、改良したい。

 

それでは。