いそいそ/文学部生の短歌と日記

短歌とそのほかです

いい歳して

いい歳して、短歌の先生から、よく叱られます。いや、正確にはアドバイスですが、気持ち的には叱られてます(笑)。

 

僕は、まだ、言語化が上手でないようです。もっとわかりやすく、といつも叱られてます。昔から何度も言われて、頭ではわかってるのですが、感性が許さない感じなのです。だから、なかなか治らないのです。

 

基本的に、素敵なフレーズが空から降りてきて、それで、短歌を一首、作り始めるのですが、そのせいなんじゃないかなと思ってます。魅惑的なフレーズから逃れられずに、わかりづらいまま完成としてしまうんですね。なんとも愚かです。

 

だから、ほんとうは、ちゃんと現実から、短歌を作るべきなんですね。僕は自己満足ではなくて、表現として短歌をやってるので、尚更です。短歌の意味、そして短歌を透かして僕がわかるようでなくてはならない。

 

なので、先生からのお叱りを泣きながら、ありがたく読んで、吸収しようと日々頑張っています。「道」だなと思います。花道とか、香道とか、茶道とかと同じです。先生にやり方を教わって、それでなおされて、教えに従って、とても敵わない神のような存在がいて、一方で身近にも神はいて、なんだか分からないまま一年があっという間に終わっていく、そんな世界なんです。きっと。

 

あ、なんか愚痴みたいになってる気がするので、一応言いますが、僕は短歌の世界大好きです。なにも異論はありません。

 

最後に、先生にはとても見せられない歌を。

まあ、かわいい出来ですかね。

 

  • 文学を四年学んだ者として茶色のシャツを愛用している 明日郎

 

ありがとうございました。誰かが見てくれると嬉しいです。

ちょっとしたことでブログを書くくらい暇です。

 

正確には覚えていませんが、事実は小説より奇なり、みたいな言葉がありますね。短歌においてもそうなのです。

 

僕の短歌は着想→嘘(ドラマ化)で出来上がることが多いですが、やはり嘘をつきすぎた歌はあまり良くありません。だから、なるべく嘘をつかないように、実際はどうだったか、着想を得た体験をよく思い出して、使える言葉を探していきます。

 

  • 核戦争の夢見たという先生が笑む漢文の少数クラス 明日郎

 

この歌は僕の歌の先生のアドバイスを受けて、すこし変わるのですが、ここではまあ元ネタを。改作はコンクールにゆくので、見かけたら僕です。

 

話を戻して、この歌は、事実です。嘘ついてないです。核戦争と、漢文。全く関係がないもの同士ですが、不思議なつながりを感じさせます。それだけ、われわれは現実の奇妙さを当たり前のように受け入れているんでしょうかね。

 

まあとにかく、この不思議な連関が、実はリアリティを生み、共感に繋がってるわけですね。漢文の先生が漢文の話をして笑うのは普通だし、ペガサスの先生が冥王星の話をして笑うのは嘘つきすぎで興醒めなんです。

 

その二者の間のちょうどいいバランスを保っているのが、現実世界なわけです。地に足つけて歌を詠むと良いということですね。日常に潜むおかしさを切り取って歌にしましょう。こうしてる間にも、親が、テレビが、Twitterが、おかしなことを言っています。

 

以上です。なんか講義みたいになってしまった気がします。偉そうにしてすいません。

昨晩書きました

最近なんだか眠れない夜が増えました。寝ようとしてるのに、寝られなくて、布団をゴロゴロしている時間が好きじゃありません。自分がここにいてはいけないような気がするからです。

 

夜に認められていないんじゃないか、そんな変な不安が湧いてきて、また眠れなくなるんです。馬鹿みたいですね。

 

そんな馬鹿みたいなことをくりかえしていたら一週間が過ぎています。いつものことなので驚きませんが、いつかまとめて驚くと思います。

 

とにかく寝られない夜に、こうしてやることができた(作った)のは嬉しいことです。表現することが好きなので、ほくほくした時間を過ごせています。

 

ところで、こんなことを書いて、誰がどうして楽しむんでしょうか。自己満足で完結してしまえれば良いのですが、なんだか悔しい気もします。でも急いでもしょうがないので、おいおいですね。

まあ、

見知らぬ人の確かな鼓動がききたくなったら、来てください

とでもしておきましょう。

 

さて、「見知らぬ人の確かな鼓動」は七音プラス七音ですね。なので歌を考えてみましょう。

まずは素直に。

 

眠れない夜にはブログかけ巡り見知らぬ人の確かな鼓動 明日郎

 

うん、素直。

でもこのままでは繋がりが悪いです。ここで一旦言いたいことを確認します。

言いたいのは、「寝られなくて不安な夜には知らない人でも良いから誰かが起きていることを確認したい」という感じです。ここから破壊に取り掛かります。「見知らぬ人の確かな鼓動」も素敵なフレーズですがもちろん破壊の対象です。あるいは、このフレーズが生きる別のフィールドを考えます。眠れない夜でなく。

 

んー、思いつかないで寝ちゃいましたね。フレーズはメモして起きて、また今度考えます。

 

 

眠れない夜がだんだん増えてきて一つの街のようになりゆく 明日郎

 

 

では。

 

さっそく

さっそく短歌を。



君のこと考えおればUSB青く明滅する午前4時 明日郎(わたしです)



最近詠んだ歌です。なんかもう自分の歌が良いんだか悪いんだかわかりませんが、これは結構気に入っています。


USBの赤い点滅が視界の隅に入って、ぼんやりしてた自分に気がつく、という経験からこの歌の着想を得ました。それをすこし、いや大幅にドラマチックにしてます。つまり歌では嘘をついています。歌の世界で、僕はよく嘘をつきます。


終わりです。


思うことがあれば気軽にコメントしてください。叩かれるのには弱いですが叩かれることに理解はありますので、どうか優しく、気兼ねなく。

はじめます

 ちょっと友達から影響を受けて、昔やってたブログを掘り起こしてみました。完全にイチからのスタートで、しばらくは読者のいない表現になりそうだけど、まあ続けてみます。

 昔のブログはちゃんとしたことを書こうとしすぎてたから、続かなかったんだよな。今回は日記みたいに楽に書き綴っていけたらいいなと思ってます。あ、昔のブログはオモシロイので残しておきます。

 軽い自己紹介として、短歌を3年くらいしっかりやってます。だから、ここでも歌います。発想の仕方とか、経緯とかをだらだら書いて行ったら面白そうですね。


そういうことで、ブログ、はじめます。更新頻度は書きたい時に書くことにします。一日に何回も書くかもしれないし、一週間で一回しか書かないかもしれません。一ヶ月いなくなったら飽きたってことです。

それでは、よろしく。

2019/01/10

毎日ブログを更新できるほど僕はマメじゃない。そんなことはわかっていたが、全然続かないなあ。コツコツできない。あらゆることにおいて、コツコツやるのが最善なのも知っている。でも僕はできない。それでそのうちにコツコツを嫌いだして、今に至るのだ。最近前もってやる能力はついたが、それはコツコツではない。前もった日に完成させるのであって、前もった日へ向けてコツコツ頑張るのではないからだ。まだ僕はコツコツと戦うが、もう手遅れな気がする。毎日何かを少しずつ進めるのは、じれったくなってしまって苦手なのだ。

もし僕に子供ができたら、コツコツ頑張れるように誘導していきたいと思う。二世代でもってやっと攻略するのだ。

2019/01/04

年が明けた。年末年始は遊び呆けて哲学が生まれなかった。今日は、忙しくて考える余地がなかった。何をしたか書いてみる。

午前は成人パーティのスーツの物色。父親と久しぶりに買い物をした。

そのあと、10時間ほどバイト。6日、7日と休みをもらったので、その分のプリントをすっていた。合計500枚くらいの書類を裁いただろうと思う。「ねえ見て、プリントの洪水。溺れる、溺れる」と言って生徒を困らせた。

シンプルにまとまってしまった。もしかしたら、僕が勝手に忙しくしていただけで、こちらが本当なのかもしれない。

明日の午後も今日と同じように暮らす。勝手がわかっている分、明日は今日より余裕があるに違いない。