いそいそ/文学部生の短歌と日記

短歌とそのほかです

百題詠「手紙」

こんにちは。

お久しぶりです。元気でした。

「手紙」の歌が全く思いつきませんで、ブログと疎遠になっていました。

今少し暇ができたので、「手紙」の歌をひねりだして、次に進もうと思います。

 

  • 引き出しの奥の元カノからの手紙いつか捨ててやる、いつかは 明日郎

 

実話です。僕は手紙をあげなかったので、僕だけがさいなまれています。しめしめと思われているでしょう。

百題詠「指」

  • 西日差し額にあてた右の手のゆびのあわいから透けてくる初夏 明日郎

 

指、難しいですね……。捻り出しました。

 

発想は平凡ですがよくわかるコンパクトな短歌になったと思います。

 

つぎは、「手紙」です。これも難しそうだ……。

 

おとといとかきのうとか、ブログ書いてない気がしますが、元気でした。

 

それでは。

髪色を訊けば暗号めいていてまたきみのことわからなくなる 明日郎

こんにちは。

歌を詠みました。歌を詠んでそのままタイトルにしてみました。こっちの方が短歌主体って感じするしいいかも。今後の方針を検討中です。

 

さて、表題の歌の話をすこしします。

 

女性って見えないところでめちゃくちゃ努力してますよね。男が気にしたこともないようなことを、女性は気にして、それで綺麗になるんだと思います。この歌はそのニュアンスを込めました。

 

髪を染めない僕にとって、髪の色で知っていたのは、黒と、ブラウンと、金髪(あと白髪、赤髪、青髪……)って感じでした。あとは染め方で、インナーカラーとか、メッシュとか、知ってました(これも間違ってるのかもしれませんが)。

でも、ある人の髪色を何気なく訊いてみたら、「ローズブラウン」とか、「ハイライト」とかいうんですね。その場ではあまりびっくりしませんでしたが、後々考えてみて、すごいなあと思いました。

 

だってローズブラウンがあり得たら、なんだってあり得てしまうと思うのです。ブラウンだけでも、ものすごい幅が生まれます。そこから一色を選んで、あとは染め方を選ぶとなると、その選択肢はものすごく膨大です。

 

同じことがきっと、ネイルとか、服とか、お化粧とかにも言えると思います。

 

それを女性は上手に扱っている。

選択の波を器用に乗りこなして、驚異的なバランス感覚でそこに立っているんだなあと思いました。いや、すごい。

 

でも、そんな女性が、ちょっと怖くなりました。なんて膨大な秘密。僕なんか到底敵いません。なんかこれは大自然に対するおそれに似ています。

なんだか女性礼讃っぽくなったので、オチとして言わせていただきました。

 

今日も穏やかにいきましょう。

百題詠「風」

笹井宏之さんのブログのはじめの方で、百題詠というのをやっていました。

その名の通り百の題で歌を詠むのです。そんないにしえのブログ文化に、今更ながら参加します。

 

題詠「風」

  • モーム読む自室に風の抜ける夕 ゆっくり油彩画めいてゆくわれ 明日郎

気づき1

気づいた。

良い短歌はだいたい現実的だなと思いました。現実の、現実めいて、現実すぎたところに、良い短歌があるみたいです。

 

理由は簡単で、現実って案外おかしいからです。テレビの横に観葉植物を置いたり、日本にいないはずの熱帯魚を飼っていたり、ね。空間のねじれがそこら中にあるんです。

 

で、ねじれたところに、不思議な力が生まれて、共感力を獲得します。共感力とは、「なんかわかる」と思わせる力です。

 

そうはいっても、僕はまだ勉強中の身なので、断言はできませんが、一応自分の中の現時点での答えとして、「現実性」を示しておきます。

 

僕の短歌は空想が多い。ちょっと前の記事に書いたが、よく嘘をつく。これがきっと、良くないんだろうな。

 

なので、これからはできるだけ現実的に歌おうと思います。たとえば、「君」と電話した時は、勝手に空に月を浮かべるんじゃなくて、実際に見ていた向かいの家の様子とか、んー、電柱とか? 室外機とか? あれ、現実に何してたか覚えてない。

 

日常生活で、どれだけ多くの情報を見落としているか、実感しました。いかんですね。

 

ということで、これから、確かに歩んでゆきますので、応援よろしくお願いします。

誰が見てくれているのかわかりませんが。

 

遠くのあなた、ありがとうございます。

 

それでは。

くたびれた

久しぶりにアルバイトに行って、疲れました。疲れたのであまり多くは書かないと思います。

 

僕は塾の先生をやってます。人になにか教えるのが好きなんです。お話をすることも好きなので、自分で言いますがとても向いています。楽しいです。

 

塾でも、なんでも、ずっと喋ってると、一年半くらい前にちょっとだけやっていた落語のことを思い出します。本番前に緊張しすぎるのがストレスだったのでやめてしまいましたが、自分一人で、20分くらいぶっ通しで話して、笑いを取るというのは、爽快でした。「ちはやふる」というネタができます。

 

だらだらとどうでもいいことを書きましたね。あ、短歌載せてない、なんか載せましょう。

 

  • 「すずむし」の文字なめらかに読みゆきて静かな春の夜にはっとする 明日郎

 

この歌はまだ、もう一歩行ける。なんの本を読んでいたのか、具体的にしたらもっと良くなると思う。